前田 研史 マエタ ケンシ

Kenshi Maeta

心理学部 心理学科

教授

専門分野

児童臨床心理学

研究テーマ

子ども虐待への臨床心理援助

研究キーワード

子ども虐待/臨床心理援助

研究の概要

子どもがその発達途上で抱える心理的諸問題に対する児童福祉の場における援助の特徴を明らかにする作業を行ってきた。児童福祉の現場では、いわゆる外来通所型の援助だけでは十分な効果を上げることができない場合が少なくない。たとえば、児童養護施設や児童心理治療施設では、子どもが日常生活を送っている環境のすぐそばに心理療法の場が設けられていることも少なくない。また、心理療法担当の職員も日常生活指導の場で子どもと触れ合う構造となっていることもある。このような日常生活空間と臨床空間との境界の曖昧さは、心理療法におけるクライエント-セラピスト関係の深まりを阻害すると指摘されることがある。しかし、視点を変えてみれば、日常生活空間全体を心理療法空間も含めて、包括的な援助の場として捉えることが可能であると考えることもできる。そこで、外来通所型の枠組みにとらわれない多面的で柔軟な臨床心理援助システムの構築を目指している。

著書・論文等

主な担当授業

心理学概論

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