川村 高弘 カワムラ タカヒロ
Takahiro Kawamura
短期大学 幼児教育学科
教授
専門分野
教育学、教育心理学、教育社会学
研究テーマ
保育者のキャリア形成、大学生のキャリア形成
研究キーワード
保育者養成、キャリア形成、自己教育力、レジリエンス、保育者効力感
研究の概要
保育者は、乳・幼児の主体的な活動が保障されるよう、子ども一人ひとりの行動の理解と予想に基づき、計画的に環境を構成していくための保育技術や、保護者や地域の人々の子育てに関する相談に対応したり、情報を提供したりするなどの高い専門性が求められます。目まぐるしく変容する社会情勢を見据え、子どもを取り巻く環境の変化に応じ教育・保育に貢献していくためには、絶えず専門職としての学習を継続していかなければなりません。
このように地域や家庭の教育力の低下や教育・保育に対するニーズの多様化に伴い、保育者に対する期待は今まで以上に高まってはいるが、保育者の早期離職の問題は依然として深刻化しています。
保育者を取り巻く環境には、さまざまな困難が存在することは否定できません(保育者だけではありませんが)。しかしながら、さまざまな困難にであっても、それを乗り越える力を持ち、保育者としての専門性と自信を深め、継続の意欲とやりがいを感じながら、保育者としてのキャリアを形成していく者も少なくありません。保育者が困難を乗り越えていくために必要とされる能力に関係の深い自己教育力、レジリエンスおよび保育者効力感という概念があります。それらの概念が保育者の仕事の達成感や継続する意欲、やりがいにどのように影響するのか明らかにするとともに、早期離職の問題を解決の方向に導くこと、保育者としてのより良いキャリア成長の支援等とともに大学生の自己教育力、レジリエンス、保育者効力感(教師効力感)に関して研究を行っています。
著書・論文等
(2)『保育者論-子どものかたわらに-』(共著)みらい2017
(3)『哲学する保育原理』(共著)教育情報出版2018
(4)『保育の学びファーストステップ』(共著)青踏社2018
(5)『成長し続ける教育・保育実習』教育情報出版(共著)2018
(6)『Professionalをめざす保育者論』(共著)教育情報出版2019
(7)『幼児教育方法論』(共著)学文社2019
(8)『教育原理』(共著)ミネルヴァ書房2020
(9)『基礎から学べる保育内容(人間関係)ワークブック』(共著)あいり出版2020
(10)『基礎から学べる保育内容(環境)ワークブック』(共著)あいり出版2021
主な担当授業
保育原理、保育内容総論、保育者論、教育の方法・技術、保育実習指導Ⅰ(事前・事後)、保育実習指導Ⅱ
シラバス
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