高城 建人 タカシロ ケント
Kento Takashiro
文学部 国際教養学科
助教
専門分野
政治学、歴史学、国際関係論
研究テーマ
韓国地域研究(主に韓国政治史、韓国政治思想史)、東アジア国際関係
研究キーワード
ナショナリズム / シンボル / 記念日 / 反共主義 / 民主主義 / 政党政治/議会制 /
研究の概要
主に現代韓国の政治・社会の礎が築かれた1950年代の韓国政治の研究を行っています。これまで以下のような研究テーマに取り組んでいました。
〈これまでの研究テーマ〉
博士課程では、1950年代韓国における民主政治の試みについて研究を行っていました。1950年代韓国は、自らが国是として掲げた民主政治の実現に向け様々な試行錯誤を行った時期でありました。その際、当時の政治指導者たちは、民主主義に対してどのような考えを持っていたのか。1950年代の韓国政治が後の韓国の民主主義の定着に及ぼした影響(成果と課題)は何か。以上2点について当時の政府・国会関係資料や新聞記事と雑誌、主要人物の回顧録を用いながら研究を行っていました。
〈現在の研究テーマ〉
現在は、1950年代韓国における「韓国国民」形成の試みについて研究を行っています。1950年代韓国は、独立間もない頃で国家建設と国民形成に向けて様々な工夫をしていた時期でありました。その際当時の韓国政府は、どのような政策を通じてかつて宗主国であった日本と同じ歴史と血統を持つ北朝鮮両方を他者化しようと試みたのか。1950年代当時の韓国政府が進めた「韓国国民」形成政策の問題点はなにか。以上2点について当時の政府・国会関係資料や、新聞記事、教科書などを用いて研究に取り組んでいます。
著書・論文等
『黎明期(1948-1960)韓国における民主政治の試み：大統領制か議院内閣制か』明石書店、2025年3月刊行予定(単著)
「大韓民国政府樹立以前の朝鮮半島における民主主義談論と実現の試み」『自然と実学』7、2022年11月(論文)
「安浩相の教育活動に関する研究」『人間・環境学』29、2020年12月(論文)
主な担当授業
アジアの言語Ⅰ-Ⅳ/地域専門研究A（アジアA）/OCPⅠ事前学習(高麗大学)/卒業研究
