名定 慎也 ナサダ シンヤ

Shinya Nasada

健康福祉学部 社会福祉学科

准教授

専門分野

介護マネジメント 介護福祉 

研究テーマ

1.介護人材の職務定着に関する研究 2.介護福祉教育に関する研究

研究キーワード

介護マネジメント/人材育成/離職予防/職務定着/介護福祉教育/介護福祉実習/生活支援技術

研究の概要

1 介護人材の職務定着に関する研究
今後ますます少子高齢化が進むとされる中、福祉・介護人材の確保は、社会の大きな課題となっています。福祉・介護業界だけでなく、多くの他業界も人材不足を訴え、新たな人材を増やすことは容易ではありません。ここで、大切になるのは、現在働いている人が、長く職場に勤め、よりよい福祉サービスの提供ができる職場環境を整えることだと考えます。介護労働安定センターや公益財団法人社会福祉振興・試験センターが実施した就労状況調査の、介護人材の離職理由には「職場の人間関係の問題」「法人施設の理念や運営の不満」「心身の健康状態」などが挙げられています。しかし、「人間関係」や「法人施設の運営方針」と一言でいっても曖昧で、実際、具体的に「どのよう理由なのか、どうすれば離職が防げるのか、やりがいを持って楽しく働けるにはどうしたら良いのか」などが見えにくいのが現状です。福祉・介護業界は、重労働で、給料が安いといったイメージがある一方で、「金銭」も離職の要因ではあるが、離職の直接的原因(トリガー)にはなっていないという研究もあります。そこで、福祉・介護離職の様々な要因を明らかにし、働きやすい職場づくりに必要な要素を分析するなど福祉・介護人材の職務定着に繋がる研究をしています。
2 介護福祉教育に関する研究
よりよい福祉サービスを提供するためには、職場環境づくりと合わせ、介護サービスの質の向上が求められます。現在、介護現場には、実務経験と実務者研修を経て国家試験に合格し介護福祉士を取得した人、大学や専門学校など介護福祉士養成施設を卒業して国家試験を合格し介護福祉士を取得した人、その他の福祉資格を所持している人、無資格の人、外国人労働者などが職務に就き、介護理念の浸透や生活支援技術の実践レベルも様々です。今後、高齢化が進み介護ニーズはますます複雑化、高度化することが見込まれます。そのため、介護現場、介護福祉養成施設のどちらにおいても、介護理念が浸透し、介護の質をさらに向上させていくことが重要です。そこで介護の人材育成の課題を把握しつつ、介護福祉教育の充実を図る研究を行っています。

著書・論文等

主な担当授業

発達と老化の理解/コミュニケーション技術/生活支援技術/介護過程/介護総合演習/介護福祉実習

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