奥川 あかり オクガワ アカリ
Akari OKUGAWA
文学部 教育学科
准教授
専門分野
家庭科教育
研究テーマ
科学的な視点からみつめる家庭科/家庭科教育における教材導入の提案と指導法の探求
研究キーワード
家庭科教育/家政学/授業・教材開発/持続可能な衣生活・食生活/衣料・食品材料
研究の概要
1.科学的な視点からみつめる家庭科
衣食住や消費生活、環境保護などSDGsに関連が深い、再生繊維の原料および食物繊維でもあるセルロースの機能向上に関する研究を継続的に進めています。これは「人々の生活を科学的に研究し、より良い暮らしを実現するための知識や技術を学ぶ学問」である家政学の重要な研究領域の一つであるといえます。科学的な視点から生活をみつめることで家庭科の学びが深まるよう研究に取り組んでいます。
2.教材導入の提案
和食は健康的な食生活を送るうえで理想的な栄養バランスであることからも世界的に注目されており、学習指導要領においても食文化の継承が重視されています。しかし、我が国の伝統的な発酵食品の消費は減少傾向にあり、このような食生活の定着には家庭科教育が担うところが大きいことから、小中高の家庭科における内容や、認知度と食べる頻度、調理技能の定着度合を分析し、発達段階に応じた系統的な教材導入を提案しています。
3.指導法の探求
小学校の家庭科において基本的な裁縫の知識や技能を定着させることは、生涯にわたって豊かな衣生活を送るうえで重要であるといえます。しかし、小学校教員養成課程の学生の多くが裁縫指導に不安を抱えています。これは初歩的な裁縫のつまずきが、その後の教育でも改善されないことが苦手意識につながっていることや、教員が苦手と感じていると児童の知識や技能の習得に影響を及ぼすことが指摘されています。これらを解消するため効果的な指導法の開発に取り組んでいます。
著書・論文等
主な担当授業
家庭科概説/家庭科教育法/家庭科教材研究/子どもの食と栄養
シラバス
リンク
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