奥野 直 オクノ タダシ
Tadashi Okuno
健康福祉学部 健康スポーツ栄養学科
教授
専門分野
環境生理学、運動生理学、体力科学
研究テーマ
脱水時及び運動時の水分補給、高齢者の姿勢保持と平衡バランス及び転倒予防
研究キーワード
脱水/運動/水分補給/高齢者/姿勢/平衡バランス/転倒
研究の概要
【脱水時及び運動時の水分補給】温熱脱水後に生じる自発的脱水の機序を明らかにするために、脱水したラットに水道水、0.2、0.45、0.9、2.0%食塩水を自由摂取させ、水分・塩分出納を測定した。その結果、水道水と2.0%食塩水は水分量を回復せず、0.45及び0.9%食塩水は水分・塩分を過剰摂取した後に腎機能により調節し、最も適当なものは0.2%の食塩水であった。この研究はスポーツドリンクの塩分濃度を決定させる根拠となった。
【高齢者の姿勢保持と平衡バランス及び転倒予防】高齢者における歩行能と平衡性指標との関連には筋力、特に下肢筋力の関与が考えられる。高齢者での力強い歩行の保持には、下肢筋力の低下をできる限り少なくすることが重要で、これはバランス能にも良い影響を及ぼすことを示唆している。また、高齢者の転倒は、普段の生活でのつまずきやふらつきが関連し、下肢筋力の低下を抑え、運動習慣を持つことが転倒予防のおいて重要であった。
著書・論文等
T.OKUNO:Differece in rehydration process due to salt concentration of drinking water in rats.
木村みさか:高齢者の立位姿勢保持能に関する一考察
主な担当授業
運動生理学1・Ⅱ、運動生理学実習、解剖生理学実験、機能運動論、生涯スポーツ科学、運動プログラム論、スポーツ栄養指導実習
シラバス
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