笹谷 真由美 ササタニ マユミ
Mayumi Sasatani
看護学部 看護学科
教授
専門分野
老年看護学
研究テーマ
特別養護老人ホームにおける看護実践能力向上のための教育プログラムの開発
研究キーワード
特別養護老人ホーム/看護実践能力尺度/教育プログラム/認知症ケア
研究の概要
特別養護老人ホーム(以下、特養)では入居者の高齢化や重度化がみられ、認知症高齢者が9割以上を占めています。そのため看護職の業務は拡大していますが、その一方で、看護職の離職率は高くケアの質の低下が指摘されています。特養で勤務する看護職は配置人数も少なく、研修の機会も得られにくい状況があり、ケアに関する悩みを抱えても解消する手立ても限られています。このような情況を改善するためには、教育プログラムの開発と研修に参加しづらい看護職が受講可能なシステムの構築が急務であると考えています。まずは病院とは異なる特養における看護実践能力とは何かを明らかにするために、熟練看護師へのインタビューを質的に分析し、特養における看護実践能力を明らかにしました。さらに看護実践能力を客観的に測定できる尺度開発を行いました。開発した特養における看護実践能力尺度は、全国の特養で勤務する看護師への調査により、信頼性、妥当性を検証しました。現在取り組んでいる研究は、無理なく自ら勤務する施設で受講可能な特養における看護実践能力向上のための教育プログラムの開発です。先行研究で作成した評価尺度を用いて、教育プログラムの効果を検証する予定です。
著書・論文等
特別養護老人ホームにおける看護実践能力尺度の開発~信頼性と妥当性の検討~
特別養護老人ホームにおける看護実践能力尺度原案の内容妥当性・表面妥当性の検討
主な担当授業
高齢者看護実践方法論/コミュニティ看護実習Ⅱ(高齢者)/コミュニィティヘルスケア看護技術演習Ⅱ
シラバス
リンク
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