松下 孝昭 マツシタ タカアキ
Takaaki Matsushita
文学部 史学科
教授
専門分野
日本近現代史
研究テーマ
軍隊の立地と地域社会
研究キーワード
軍隊/師団/地域社会/地域振興
研究の概要
日本近現代史の特質について、主として地域社会に視点を据えて研究している。明治期から各地域では、さまざまなものを誘致して地域振興を図ろうとしてきた。鉄道はもとより、会社・工場や学校などが誘致の対象となってきた。陸軍の師団や連隊といった部隊もその対象であった。軍隊といえば、大陸侵攻の尖兵ともなり、戦時には攻撃目標とされて危険なことから、迷惑施設というイメージが強い。そうした側面が多分にあったことは踏まえつつも、一方では平時には消費人口の増加による地域振興の資源として、各地域ではその立地を願って誘致合戦を展開していたというのも事実である。全国の多くの事例を調査しつつ、軍隊の誘致を実現させた都市で、軍隊と共存しうる都市の改造をおこない、地域振興を図ろうとしていた姿を解明する歴史学的研究を続けている。
著書・論文等
『軍隊を誘致せよ-陸海軍と都市形成』(吉川弘文館、2013年)
『鉄道建設と地方政治』(日本経済評論社、2005年)
『近代日本の鉄道政策-1890~1922年』(日本経済評論社、2004年)
主な担当授業
日本近現代史/日本史特殊講義/日本史料講読/史学演習
シラバス
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