
槻木 直子 ツキノキ ナオコ
Naoko Tsukinoki
看護学部 看護学科
講師
専門分野
母性看護学、助産学
研究テーマ
・妊産褥婦の筋骨格系の痛みやトラブル、新生児・乳児の子育てに関して行う、姿勢と発達の視点を活用した看護ケア介入の開発と検証 ・子育て支援
研究キーワード
腰痛/骨盤痛/妊婦/褥婦/女性/新生児・乳児/セルフケア/子育て/姿勢/発達
研究の概要
【ライフワーク】助産学生の時にいわゆる「骨盤ケア」の知識と技術を用いた助産師のケア(その時は乳房ケア)を見学する機会に恵まれ、手で看るケアにひきつけられました。助産師1年目から骨盤ケアの勉強を始めて実践に取り入れ、インタビュー調査など臨床研究を進める中で、妊産褥婦の筋骨格系の痛みやトラブルに目を向け、ケアすることの重要性を認識しました。そういったケアのエビデンスを蓄積し、看護や助産の基礎教育や継続教育の中に盛り込むことができるような研究をライフワークとして継続しています。
【共同研究】看護独自の研究センターの研究員として、臨床の看護職(助産師、小児科看護師等)、乳幼児の子育て当事者とともに、周産期ケアの向上や子育て支援に関する共同研究、アクションリサーチを行ってきました。それらの研究成果から、助産師が自律してローリスク妊婦のケアを行うための院内教育、周産期に携わる中堅看護職の実践能力向上のための継続教育、看護職が常駐する子育て支援の場の開設・運営などを、多職種と共同して行ってきました。様々な職種や当事者とともに、研究という手法を活かして、よりよいケアが実施される環境を整えたり、子育てを取り巻く課題を解決できるようかかわっていきたいと考えています。
著書・論文等
腰痛により日常生活に困難を感じている妊婦の個別性に合わせた介入方略の開発と検証(博士論文)
「産婦の姿勢と体位を整える助産ケア」 教育プログラムの評価
産後入院中の褥婦に眠りをもたらすための骨盤ケアを用いた介入研究(修士論文)
恥骨痛が褥婦に及ぼす産後入院中の生活の困難さに関する研究
主な担当授業
母性看護論/助産学概論/成育看護技術演習Ⅰ・Ⅱ/成育看護実習Ⅰ・Ⅱ/助産診断技術論演習/助産実習