服部 律子 ハットリ リツコ
Ritsuko Hattori
看護学部 看護学科
教授
専門分野
母性・助産学
研究テーマ
研究キーワード
ハイリスク妊産婦の看護ケア/妊娠期からの育児支援/子ども虐待予防
研究の概要
母性・助産学分野で特に次世代を産み育てる母と家族への支援が研究テーマです。現代社会においては、育児を取り巻く環境は厳しさを増し、本来楽しいはずの子育てに困難感や孤立感を感じ子育て世代には育児そのものが負担になっていることが言われています。このような状況は、さらなる少子化につながり子どもの福祉においても虐待の増加などマイナスになっていることも多いです。これからの看護学では、子育て世代への支援については、多職種と連携し地域を基盤とした包括的な支援活動を実践することが求められます。特にハイリスクとされる妊産婦さんとご家族を対象とした支援は、個別ケアの要素が強く対象のニーズに応じた支援を行っていく必要があります。そのための支援方法の開発は母子保健上の課題となっています。ハイリスク妊産婦は妊娠期から育児期にかけて様々な問題を抱えており、早期からの支援が必要です。また子ども虐待のハイリスクでもあるので周産期からの予防活動の中核となるのが看護職です。このように子どもを産み育てる家族へは、看護職の支援が不可決であり、特に周産期において専門性を発揮する助産師の活躍は期待されているのです。妊娠期からあるいは、妊娠する以前から親となる支援は始まっています。科学的な根拠をもとに看護実践の質向上を目指した研究的な取り組みを通じ、社会に貢献していく研究を目指しています
著書・論文等
【総説・解説】動き出した多胎妊産婦の支援事業 2020年度より厚生労働省が自治体補助を開始(解説) ペリネイタルケア39巻11号1196-1201.2020
多胎育児支援の変遷と地域多胎ネットワークの意義 岐阜県立看護大学紀要 18巻1号125-134、2018
ハイリスク妊産婦への支援における市町村の妊娠届出書の活用と医療機関との連携の課題 岐阜県立看護大学紀要 17巻1号109-118 2017
主な担当授業
シラバス
リンク
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