小林 田鶴子 コバヤシ タヅコ

Tazuko Kobayashi

文学部 教育学科

教授

専門分野

音楽教育学

研究テーマ

創造性を育む音楽教育

研究キーワード

創造的音楽学習/音楽教育とICT/サウンドエデュケーション/サウンドスケープ

研究の概要

とかく演奏技能偏重になりやすい日本の音楽教育について大学時代から疑問を持ち、それ以来、子どもの創造性を育み、一人ひとりの「個」を活かす音楽教育の方法をライフワークとして研究。具体的には、「創造的音楽学習」から「音楽づくり」の分野で、「図形楽譜を使った創作」「即興演奏」「楽器の新たな奏法や声を使った演奏」「手づくり楽器(音具)」の実践研究を行う。また、パソコンなどのメディアを使って作曲することや、環境音を録音して、パソコンの地図に貼り付け、クリックすると音が出る「音の出る地図」の活用を2000年初頭から地域活動に取り入れて実施。楽音以外の音も音楽表現の素材として使う「ミュージックコンクレート」の技法を教育現場で活用したり、環境音に耳を傾けるサウンドエデュケーションの実践として、絵や図で音を記録する「音日記」の作成も行う。ICTの活用では、1990年代後半から遠隔音楽授業の企画を立て、兵庫県三木市の小・中学校と韓国の小学校との国際交流テレビ会議音楽授業や、東京都、長野県などとのテレビ会議交流授業のコーディネートにあたった。これらの経験を、コロナ禍での大学の授業に応用し、2020年度前期の音楽科教育法で、zoomと対面を同時に行うハイブリッド授業を実施。学内の音楽関係のネット環境の整備にも力を注いできた。同時に、ピアノを全く触ったことの無い音楽初学者が入学生の半分近くを占めるようになった近年の対策として、学内のコースウェアを使ったドリル作成や、演奏動画の作成・公開など、学生の基礎的音楽能力育成についても研究を重ねている。最近は小学校でのプログラミング教育導入に鑑み、プログラミングを使って音楽を作ったりするSTEAM教育を幼稚園の頃から取り入れる可能性についての調査も行っている。

著書・論文等

主な担当授業

音楽科教育法/音楽科概説/保育内容表現/幼児と表現/器楽/教科教育研究

シラバス

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