小倉 嘉夫 オグラ ヨシオ
Yoshio Ogura
家政学部 管理栄養士養成課程
教授
専門分野
生化学
研究テーマ
胆汁酸代謝
研究キーワード
胆汁酸/コレステロール/二次胆汁酸/コール酸/ケノデオキシコール酸/ウルソデオキシコール酸/7α-HSDH/7β-HSDH/腸内細菌/プロバイオティクス
研究の概要
コレステロール及び胆汁酸代謝に関する研究を行っている。胆汁酸は脂質吸収やコレステロール代謝を制御する物質として生体内で重要な役割を果たしている。近年では肝臓で合成される一次胆汁酸はもとより腸内細菌により変換せれる二次胆汁酸が、核内レセプターのリガンドやエネルギー代謝にも関わり、新しい展開が見られる。当研究室では、胆汁酸代謝を制御する腸内細菌を利用して、大腸癌予防や肝機能に寄与するプロバイオティクスの開発を試みている。特に、体にとって有用な胆汁酸で薬剤としても利用されているウルソデオキシコール酸を、ケノデオキシコール酸から変換できる、7α及び7βーヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼを持つ腸内細菌を探索し、その変換機構を検討している。また、腸内細菌による他の有用な胆汁酸生成機構についても追求している。
著書・論文等
プロバイオティクス・プレバイオティクス・バイオジェニクス 財団法人日本ビフィズス菌センター 2006
栄養科学シリーズNEXT 応用栄養学 第6版 講談社 2020
Conversion of Chenodeoxycholic Acid to Ursodeoxycholic Acid by the Combination of Bacteroides sp. T-40 and Clostridium innocuum T-94 神戸女子大学家政学部紀要 49,11-17, 2016
主な担当授業
応用栄養学/ライフステージ栄養学/生化学/栄養教育実習
シラバス
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